2008-06-01から1日間の記事一覧

【珍書:其の7 『機巧図彙』】

2004-09-26 今回ご紹介する珍書は、江戸時代のメカフェチ本『機巧図彙』(江戸科学古典叢書・1976年複製)(底本:細川頼直・寛政8年(1796))です。ちなみに、「からくりずい」と読みます。 書名から分かるように、この書物は、からくり人形の図面集です。…

【珍映画:其の1 『仏教戦隊 ブッダマン』】

2004-09-28 珍書はどうしても古典に偏ってしまうので、今回は【珍映画】を御紹介致します。 『仏教戦隊 ブッダマン』(仏陀電影 1986作品) 私が個人で持っているビデオの中で、最大最恐の珍映画です。 内容は、仏陀電影さんのHPを見ていただけば、早いん…

【珍品:其の2 『生人形:2』】

2004-09-17 さて、前回に引き続き、『生人形』を取り上げてみたいと思います。 あれから家の本を漁ったところ、荒俣宏が既に生人形と須弥山儀視実等象儀を自著内で紹介していました。詳しくは『怪奇の国ニッポン』(荒俣宏/集英社文庫)で読まれる事をお勧…

【珍品:其の1 『生人形』】

2004-09-16 今回は本ではなく物を。珍品。 今、巷で大ブレーク『生人形』を、紹介します。 ちなみに、生人形と書いて「いきにんぎょう」と読みます。「活人形」と書かれることもあります。 現在、大阪の歴史博物館で「生人形と松本喜三郎」展が開催されてい…

【珍書:其の6 『塵劫記』】

2004-05-27 いきなりですが、私は骨の髄から文系であったりします。 つまり何が言いたいのかというと、数字関係はからっきし駄目ということです。 会話のノリで『俺、数学ダメでさー』とか言うような、生やさしい話じゃないです。未だに、小学生用の算数ドリ…

【珍書:其の5 『病草紙』】

2004-05-23 久しぶりにブックオフへ行った訳だが、その時思った事は、「漫画に勝る珍書なし」。諸星大二郎とか(この人の名前を挙げるのもどうかと思うが)…これ、古典だったら珍書中の珍書ですよ。 いつか、漫画の『珍書』も紹介したいなと、ちょっと思った…

【珍書:其の4 『一休骸骨』】

2004-05-23 日本には、ガイコツの出てくる文学作品がたくさん残っています。 『良寛髑髏詩集譯』(大法輪閣出版)で、飯田利行氏が、一連のガイコツ作品に<髑髏文学>という名を付けていましたが、私はもう少し大きな意味を含めて、<骸骨芸術>と呼びたい…